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箱庭の図書室

Vierge♀Cendrillon連載中!

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Vierge♀Cendeillion~ようこそ僕らの闇堕ちギルド~ #46 

#46 突如の嵐

前回のお話。
ジグマは、ノアール夫妻にリリウムの事を頼まれる。
彼は迷うが、リリウムの面倒を見ることとなった……。
そして、時は今。ジグマは、怒りに苛まれていた。
二人の関係に暗雲が差すように、空は曇るのであった……。


~バベル塔~
その頃、バベル塔は。
完全に魔兎の黒い触手で埋め尽くされ、元の塔の形がよく見えなくなっていた。
中心部では、暴走したリリウムが力尽きたように倒れている。
そこに、霧が発生する……。
 霧は、みるみると影になる。それから、ゆっくりと人の形が現れた。
「ウむ、ナルほド……。」
その影は、リリウムを見ながらそう呟いてまた消えた……。

~Vierge♀Cendeillion ギルド~

空は、先程とは暗転。厚い雲に覆われて夜の訪れのように、薄暗くなっている。先程から雨はザーザーと降り、雷も光り鳴っていた。
黒猫魔「………やっぱり……。当たるのでしょうか。」
 占いの結果と天気の豹変に、落ち着いていられない黒猫魔。
 リオンも、カードを見つめ重い表情を見せていた。
リオン「辛いかもしれないがな………。今は愛の奇跡も起こりそうにない状況……。」
気分が悪いのは、そっちだけではない。
ジグマのあまりの機嫌の悪さに、周りにいる人皆が様子をうかがうのであった。
ジグマ「……………っ。」
ジグマからは、異様なオーラが滲み出ている。まるで、闇にでも墜ちてしまったかのように。
リン「ジグ……にゃ………。」
いつもは効いているリンの癒しも、今の彼には効きそうにない。
エメラルド「相当ヤバいぞ、これ。」
リオレット「ジグマって怒ると相当怖いからね、ああ見えて。」
みお「熊怖い…………。」
ジグマから少し離れて、こそこそと話す三人。
いくら仲いいとはいえ今の彼には、近づく隙もないのだ。
 それにも関わらず、ジグマに近づこうとするグレン。
グレン「どうしたんだ……。」
 モモが、グレンの手をパシッと抑える。
モモ「アンタのせいでもあるのよ!」
ステータスの何処を取っても隙が無く、凶竜や伝説とも呼ばれるグレンでも、そこだけは鈍いようだった。
雷が、すぐ近くで光る。と、同時に鼓膜が破れそうなほどもの凄い音を立てた。
モモ「キャァアア………ッ!」
モモが、思わずグレンに抱きつく。
グレンは、あんなモモにも可愛い所があるんだな、と心の中でポイントを上げた。
ガチャ。ギルドのドアが開く。
リリウム「っ……ぐぅうううう………。」
リリウムが、身体をぶるぶると震わせて身体についた水気を飛ばした。
エメラルド「リリィ、帰ってきたのか。お帰り!」
エメラルドが、ずぶ濡れのリリウムに自分のコートを被せた。
リリウムは、ククク……と笑っている。
エメラルド「みんな心配してたんだぞ……。」
エメラルドは、リリウムが無事に帰ってきたことにひと安心。しかし、背後からは彼が怯みたくなる程のもの凄い殺気を感じていた。
前の魔兎からでは無く、背後からも……。
リリウムに迫る、殺意の手……。
リン「…………!」


《続く》
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