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箱庭の図書室

Vierge♀Cendrillon連載中!

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やみいろアルカディア #19 

#19 ベタ惚れメイド

前回のお話。
ユウリの態度に激怒するフローラルロゼ。
ユウリは、面倒事には関わりたくないと空間魔法を唱える。
ブーケメロディや他の住人が心配する中、ユウリは「大丈夫」と言う。
その後、ブーケメロディも空間魔法で飛ばされた先のフローラルロゼは脳内お花畑状態だった。


 とある大陸の、忘れさられた地。
 主に、少年少女で構築された村『アルカ村』があった。
 村人は仲良く気ままに、毎日を過ごす……。
それはそんな村で、ある日突然起こった事件……。


 闇咲邸の昼下がり、リビングにて。
 ある住人とメイドは、二人きりだった。
クロロ「あぁ~。愛しのユウリ様ぁ………。どんなに猥褻な事でもお申し付け下さい私に出来る事ならば………。」
クロロは、ユウリの膝に頬をすりすりしていた。
ユウリ「クロロ……。目を覚ましてくれない?」
 彼の異常なベタ惚れに、困惑しているユウリ。
クロロ「私は十分、目を覚ましておりますにゃ……。」
エロスを効かせた甘いボイスで、まるで猫のように(彼は化け猫だが)媚びているクロロ。
そんなことも知らずに、レナがリビングに入ってくる。
レナ「ひっ……!」
レナは、それを見た瞬間に一歩引き下がった。
ユウリ「レナ、これは違う……!助けて……!」
ユウリは、助けを求める。
レナは、全身から黒いオーラを放出して立っていた。
レナ「ユウリ……クロロ………。これはどういう事なの……。」
 まるで、旦那が浮気をしていたかのようなセリフが流れる。
 ユウリの体からは、更に冷や汗が流れる。
 一方の、クロロはと言うと。
クロロ「あぁ……そんなに怒らなくてもいいかと……。にゃ………。」
そんな事はお構い無しに、デレデレしながらユウリの身体にベタベタしていた。
レナは、殺気を出しながらそれを睨んでいる。
ユウリ「本当に違う!俺は正気でクロロがおかしくなっただけなんだよ!」
ユウリが、必死に訴える。死亡フラグを背後につけながら。
 クロロが、ユウリの耳元に顔を近づける。
クロロ「何を言ってらっしゃいますのにゃ………。私は正気……」
その時だった。クロロの動きがぴたっと止まる。
アリシア「何だろうこの矢は……。」
アリシアが、クロロの前に立っていた。手には先端がハートの矢を持ち、それを見つめている。
ユウリ「アリシア、いつの間にいた?って、なんかイラストで見るような矢だ……。」
アリシア「うん。キューピッドの矢かしら?」
 アリシアにも、それはよく分かった。
レナ「本物………。」
さっきまで怒りに満ちていたレナもこちらにやって来て、その矢を見つめる……。
クロロ「どうかなされましたかにゃ?」
正気に戻ったクロロが、たずねてきた。
レナ「クロロの背中に、キューピッドの矢が刺さっていたみたい。」
クロロ「にゃっ!?私の背中にですか!?」
さっきまでの事を覚えていないのか。すっかり落ち着いたレナの言うことに、驚いているクロロ。
アリシア「キューピッドがこの村にいると言うことなのかな……。」
アリシアは、想像を脳内で巡らせた。


《続く》
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