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箱庭の図書室

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やみいろアルカディア #18 

#18 花精の行方

前回のお話。
闇咲邸の面子は家の前で遊んでいた。
そこへカンカンに怒ったフローラルロゼと、ぽわわんとした様子でついてきたブーケメロディがやってくる。
例の犯人探しにやってきたのだが、闇咲邸の面子によりすぐにユウリだと分かってしまう……


フローラルロゼ「そう……そうなのね……。」
激怒して、うつむくフローラルロゼ。その周りには、これから竜巻が起こるかのように花びらが舞っている。
ブーケメロディ「あぁーっ、フロゼ落ち着いてっ……!」
ブーケメロディは慌てていた。
 フローラルロゼからは、怒りのオーラが充満している……。
 すると。
ユウリ「“空間転移(テレポート)”」
ユウリが、空間魔法を唱える。
フローラルロゼが、目の前から消えた。
ブーケメロディ「あっ……。」
ブーケメロディが、手を伸ばしたまま動きを止めた。
ユウリ「面倒なことには関わらない。戻ってこられても面倒だし、適当に飛ばしたからな。」
ユウリは、さらっと言った。
ブーケメロディ「でも、フロゼがぁ……。」
フローラルロゼの行方を心配する、ブーケメロディ。
レイナ「……このままはマズイんじゃない?後々また、面倒な事になるかもしれないよ。」
レイナも、心配していた。物事を強引に、終わらせた後の面倒さを。
レナ「どうする?このままじゃきっと面倒な事になるかもよ?」
 レナも、そう言いかける。
ユウリ「大丈夫~。メルヘンな花の国で今頃は脳内お花畑なはずだから……。」
 ユウリが、脳内お花畑のふりをして言った。
レナ「本当ー?」
半信半疑のレナ。と、周りも。

***

 その頃、どこかのお花畑では。
フローラルロゼ「あはは……。なんて美しい花々なのでしょう………。」
フローラルロゼは、大きな花びらの上に腰掛けて蝶々たちと戯れている。
 蝶々たちは、フローラルロゼのお花畑っぷりを物語るようにひらひらと舞っていた。

***

それに気づく術も無く、やはりフローラルロゼの事が心配なブーケメロディ達。
 ブーケメロディが、ユウリを疑い深い様子で見る。
ブーケメロディ「本当かなぁ……。」
 それに対して、ユウリは。
ユウリ「保証は出来ないけど、きっとそう!」
 自信げに、あいまいで適当な答えを言った。
 その適当っぷりに、ブーケメロディが踏みいる。
ブーケメロディ「なら、私も飛ばしてよ!」
ブーケメロディは、両腕を広げた。

ユウリ「そうなら飛ばしてやるよ、ほいっ。」
ユウリが、ブーケメロディを指差す。
その瞬間、ブーケメロディが目の前から消えた。
アリシア「………これで、よかったのかな。」
アリシアは、どこかに飛ばされた妖精たちのことが気がかりだった。
ユウリ「結果オーライだよ。」
ユウリは、空を見ながら答えた。

***

その頃、ブーケメロディはというと。
ブーケメロディ「フロゼーっ、気づいてよー。」
フローラルロゼ「アハハハ……。」
 お花畑状態で、魂が抜けたかのようになっているフローラルロゼ。せっかく心配してやってきたブーケメロディに気づかないまま、ヨダレを垂らしている。
ブーケメロディは、そんな彼女の体を激しく前後に揺さぶっていた……。


《続く》

#11~18「闇咲邸とアリス編」Fin.
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