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箱庭の図書室

Vierge♀Cendrillon連載中!

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やみいろアルカディア #17 

#17 妖精と闇咲邸の仲間たち

前回のお話。
闇咲邸の庭には、妖精フローラルロゼが住み着いていた。
いつものように香水を作っていたフローラルロゼ。彼女のもとに親友のブーケメロディが現れる。
二人で話をしている最中。突如家に何かがぶつかってきた。
二人は、外の様子を見に行く……

その頃、闇咲邸の連中は家のすぐ外にいた。
アリシア「出てこい魔弾……ッ。」
アリシアが、腕に力を込める。
ユウリ「頑張れっ!君なら出来るっ!」
ユウリがアリシアの前で、応援する……も、何も出てくる気配がない。
そのまましばらくして。アリシアは疲れ、その行為を止めてしまった。
アリシア「やっぱりさすがに魔法はすぐに使えないか……。」
 アリシアは、残念そうに言った。
レナ「そうね……。元々人間って魔力とは遠い存在だしねっ。」
 そう軽々しく言うのは悪魔の妹、レナ。
レイナ「まぁ、やりたい時にゆっくりやっていけばいいんじゃない?ユウリみたいに、すぐに使えるのは異例だから……。」
アリシアの背中をさすりながら言うのは人魔の姉、レイナ。
アリシア「……うんっ。ゆっくり頑張るよ!」
 アリシアは、うなづいて前を向いた。
レイナ「しかし、アリシアも魔法覚えたいっていうのはさすがに驚いたよ……。まぁ、私もあこがれていたけどね。」
アリシア「レイナは、どうやって魔法を覚えたの?」
レイナ「今は詳しく言えないけど……まぁ、ふとした事でかな。こっち来たのも。」 レイナは、少し鬱気な笑みを見せた。
その時だった。
?A「くらぁぁぁああっ!!私のマイホームに何かぶつけてきたのは誰よ!」
どこかから、甲高い怒鳴り声が聞こえる。
アリシア達は、どこから聞こえたのかと、辺りをきょろきょろ見渡す。
?B「ここよー?ここー。」
今度は、おっとりした様子の声が聞こえた。
レナ「あ、妖精さんみーつけたっ!」
レナが指差す先に、辺りを見渡してた者が集合する。
そこには、小さな妖精が二体いた。片方はピンクっぽくて怒り表情、もう片方は白くおっとり表情で宙を漂っている。
 ユウリが、それを見て言う。
ユウリ「………お前ら誰?」
妖精A「………。ムキィイイイイイイイイッ!!」
それを聞いたピンクの妖精。拳に力を込めてぶちギレる。
 白い妖精は、ニコッとして言う。
ブーケメロディ「忘れたのですかー。しょうがないなぁ。私はブーケメロディよー。で、隣のハンニャ(=般若)がフローラルロゼなのー。」
フローラルロゼ「誰がハンニャよっ!」
更にキレるフローラルロゼ。周りは、確かに般若の形相だと頷いていた。
 フローラルロゼが、改めて本題を持ちかける。
フローラルロゼ「でさ……。誰よ。私の家に何かぶつけてきたのは。」
それを聞いた、闇咲邸の住人たちはお互いに指をさす。
多数決で一番多かったのは……ユウリだった。
ユウリ「え、やってないぞ俺は!?」
ユウリは、首を横に振った。しかし周りの視線が、嘘を見破るかのようにユウリを見つめていた。
当然、フローラルロゼは疑う余地も無く。
フローラルロゼ「あなたなのね………!」
ユウリを睨んでいた。
 ユウリは、フローラルロゼから視線を遠ざける。
ユウリ「だってさー。たまたま魔弾をランダムに空間転移させてさー。当たった所がさー。お前の家だなんて知る余地無いんだもーん。」
アリシア「いや、あれは意図的だったでしょ……」
 言い訳するユウリに、呆れた様子のアリシアと他の闇咲邸住人。

***


 と、いうのもそれは十数分前のこと。
闇咲邸の連中は、魔弾を作って遊んでいた。
レイナ「それっ……!」
レイナが、手に力を込める。すると、黒紫色に輝く玉が手の間に出来た。
 アリシアは、目を輝かせていた。
アリシア「わぁ……すごい……。」
 そこへユウリが、これはまだまだと言うように、人差し指を立てて入ってきた。
ユウリ「それだけじゃないぞ?それっ。」
ユウリは、ひょいっと水色に光る弾を手のひらの上に浮かべた。次に、もう片方の手を伸ばしてワープホールを呼び出した。
アリシアは、マジックを見物するように一点を見ていた。
ユウリ「これを、この中にぶちこみますっと。」
ユウリはそう言い、魔弾をワープホールに入れた。
その瞬間、庭園の方で何かが光った。
アリシア「えっ?何!?」
 アリシアは、庭園に向かおうとした。
 ユウリが、それを引き止める。
ユウリ「さーてと、これで面白いものが見れるでしょうかね……。」
彼は、ニヤニヤと笑っていた。

***

《続く》
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