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箱庭の図書室

Vierge♀Cendrillon連載中!

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やみいろアルカディア #11 

#11 悪魔の片鱗


前回のお話。
メイルが、自分の能力を披露し魔法というものが存在することをアリシアに証明する。
その後、闇咲邸に戻ったアリシア。
ユウリにここに住むように勧められ、楽しい生活を想像するのであったが……?


 アリシアが、闇咲邸に住み始めてほんの少し経った頃。
 彼女は、異世界で楽しくニューライフを過ごしていた。


 そんなアリシアは今、お風呂の中。湯船に浸かってくつろいでいた。
アリシア「はぁ……っ。まさか異世界で日本式のお風呂に入れるなんて……。ふぁあああ………。」
 彼女は、半ばうとうとしていた。
そこへ、レナが入ってくる。
レナ「あ、アリシアも入っていたんだ。」
アリシア「あ、レナっ……。」
アリシアの視界は、眠さで霞んでいた。夜型の闇咲邸の生活に、慣れないためか。 前の世界では、彼女はすでに眠らされている時間だったのだ。
レナ「アリシア、とても気持ちよさそうじゃない……。」
 レナが、アリシアの背後にぴったりとくっつく。
アリシア「んんっ……。」
レナ「もっと……気持ちいいことしてあげる。ふふふっ。」
レナは、そう呟くとアリシアを湯船の中へと押し倒した。
 当然、アリシアはもがいた。
アリシア「あがっ……ぶぐぅっ…………あれ?」
しかし、何故か苦しくないことに気付いた。それどころか、とても心地がよい。
アリシア「え、なんで……?とても気持ちいい。それどころか、なんだか力が抜けていくような………。」
レナ「うふふっ……。」
レナは、アリシアを強く抱きしめる。そして、口にキスをする……。
アリシア「っ……!」
突然の感覚に、アリシアの身体がびくっと硬直する。
レナ「10歳の子にこうするのなんて初めてだけど、ちゃんと反応するんだね……。ふふふ……。」
 レナは、危ない笑みを浮かべた。
 アリシアには、その意味が分からなかった。しかし、確かに今、何かヤバいことをされていることは生理的に分かった。
アリシア「あっ……ああっ………。」
アリシアは、必死でもがく。しかし、身体に力が入らない。
レナ「うふふ……うふふふ………っ。」
レナは、アリシアの口の中に舌を入れて撫で回し、恍惚の笑みを浮かべている。
アリシアは、レナに恐怖、そして何故か分からない気持ちよさを覚えた。その感覚に、一番恐怖を感じる。
アリシア「もう……ダメ……。」
アリシアは、身体の熱さと訳の分からない感覚にクラクラする……。


アリシア「………っ!はぁ……っ。はぁ……っ。」
アリシアは、飛びはねるように起き上がった。
そこは、ふかふかの広いベッドの上。窓からは、闇に浮かぶ月の光が微かに入ってきている。
アリシア「さっきの……夢……?」
アリシアは、しばらくそのままの姿勢で部屋の中を見つめていた。
 そうやってぼーっとしていると、ゾワっと寒気が走った。
アリシア「でも、何だか本当のような気もする……。」
アリシアは、恐怖を感じていた。
あのレナの表情は、人を惑わす悪魔そのもので、あれが彼女の本性なのかもしれないと……。


《続く》
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