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箱庭の図書室

Vierge♀Cendrillon連載中!

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Vierge♀Cendeillion~ようこそ僕らの闇堕ちギルド~ #26 

#26♀魔兎のたどり着いた先


《前回のお話》
シシャモの助言を受けた次の日。
ジグマがリリウムにご飯を持っていくと、リリウムがいなかった……。
リオンの占いによると向かった先は例の生存者例無しの山脈の奥地……
心配するばかりのメンバー達であった。


~ドラグネ山脈 グレンヴォルケイノ~
火口のそばにある、とある火山洞。
 そこには、ドラゴンが一匹眠っていた。
 火口には、一本の植物がなっている……。
そこにひょこひょことやって来たのは、一匹の人兎……リリウム。
リリウムは、お腹を空かせていた。
リリウム「グゥッ………ウグゥッ…………。」
そんなリリウムの目の前に現れたもの。 ヒイラギ形の葉っぱが特徴の植物の、真っ赤に燃える細長い実……。
リリウム「ウグッ……!?」
リリウムは、恐る恐る近付いた。
しかし、燃えるような赤。リリウムは、食べるのを一度はためらったが……。

腹減りに負けて、がぶりと噛みついてしまった。

リリウム「ウギャァアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!ギャゥウウウウウウウウウウッ!!!!!」
体全体が熱くなり、口の中は激痛が襲いかかる!
リリウムは、水を求める……も、こんな煮えたぎる火山の頂上に水がある訳もなく。熱さと激痛に、のたうちまわるばかりであった。
そう、のたうちまわっている時だった。
今度は、大量の水がリリウムに降ってきた。
リリウム「ウギャアァアアアッ!?」
燃えるような激痛に襲われ大量の水を一瞬で飲んだリリウムは、気絶してしまった……。
?「(ちょっと、やりすぎたかな……w)」


~???~
少女は、目覚めた。
そこは、見たこともない塔の中。
辺りを見渡してみると、雲の中。相当高い場所にいるようだ………。
少女「ここはどこ……?僕は誰……?」
 すると、白衣を着た1人の男がやってきた。
男「やっと目覚めたようだね。」
 男は若く、穏やかな顔立ちをしている。
少女「……あなたはだーれ?」
 少女は、にやけている男の目を見つめた。
男「俺は、怪しいお兄さん……この塔“バベル”の主だよ。下界では、なんか恐ろしいとか言われてるんだけどさ……。」
少女「恐ろしい……?」
男「まぁ、下界の人よりはちょっと強いというのは確かかなー。君、お名前は?」
少女は、名前を言おうとした。
少女「僕は………。」
 しかし、言おうとしていた口がぴたりと止まる。
 男は、少女の顔色をうかがう。
男「あれ?どうした?」
少女「思い出せないの……。」
 少女は、顔をうつ向かせて言った。
男「あぁ……。」
男には、物心があった。
 きっと、あの激辛唐辛子を直に食べたせいなのだろう。この塔に連れてきて、何とか手当てはしたものの、あまりのショックで記憶が飛んでいるのだろう、と。
そう、その少女はあの魔兎――リリウムだったことをまだ、男も、リリウム自身も知らなかった。
グレン「一応、俺の名前はグレンって言うんだ。思い出せたらでいいから、君の名前も教えてくれ。」
リリウム「うん。……でも、この服は何……?」
それは、黒い生地をベースにフリルやレース、リボンなどが贅沢にあしらわれた少女的なドレスだった。しかし、生地はスケスケ。下が丸見えである……!
グレン「はははっ。それはちょっと着せ替えて見たかっただけ……。許してくれ。」
 恥ずかしがるリリウムを見て、にやにやと笑うグレン。
リリウム「………。」
リリウムは、羞恥心を覚えるばかりであった。


《続く》
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