FC2ブログ

箱庭の図書室

Vierge♀Cendrillon連載中!

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

TB: --    CM: --    

やみいろアルカディア #8 

#8 リオレ荘の問題児◆パート2


前回のお話。
アリシアはリオレットに連れられ、リオレ荘にやってくる。
上から降ってくるタライがお出迎え。(メンバーの仕業)
ゲヲタ少女のスイレン、その相方のフウ、ちょっと怖いお兄様系のトオヤと出会うのであった………


アリシア「………。(この人絶対危ない予感が……。)」
 アリシアは、完全にトオヤを警戒する様子で見ていた。
リオレット「別にトオヤも悪い人じゃないのよ?ただ……ちょっと印象がいかついだけ。」
 リオレットは、平気そうな様子だ。
アリシア「は、はい……。」
アリシアは、引きぎみに返事をした。
?「ただいまー。」
トートバッグを手に、また1人の少女が帰ってきた。
リオレット「カーラ、おかえりなさいー。」
カーラ「あら、今日はお客様かしら?」
カーラと呼ばれる少女。一本の三つ編みにした長い髪がチャームポイント。服は、シンプルなカーディガンに控えめな色のロングスカートという、どこか素朴な服装をしている。
その少女が、アリシアを見て微笑む。
アリシア「こんにちは。初めまして。」
カーラ「初めまして。私はカーラと言うの。」
アリシア「こちらこそ、私はアリシアです。」
アリシアは、ほっとしていた。
さっきのいかつい印象のトオヤに対し、彼女は人当たりがよく、笑顔が素敵だったからだ。
 カーラは、ふと手元を見る。
カーラ「……あら?トートバッグが無いわ。」
リオレット「え?」
リオレットも、カーラの手元を見た。さっきまで彼女が、腕に下げてたはずのトートバッグ。それが一瞬にして消えてしまっているのだ。
?「へへへっ★」
無邪気に笑う幼い声。
カーラ「またあなたなのね!トリック!」
カーラは、声のする方に向かって話した。
すると、どこかからぴょこっと中性的な雰囲気の少女が現れた。
リオレット「この子がトリック。イタズラが過ぎて困ってるの。」
 リオレットがそう言うと、トリックは素早くアリシアの真後ろに回る。
 そして突然、アリシアの肩をぽん、と叩く。
アリシア「きゃっ!」
トリック「うへへー★よろしくぅー★」
 無邪気に笑っているトリック。
 一方、アリシアはトリックを睨んでいた。
アリシア「………タライ落としたのあなただったのね。」
トリック「そうだけど?★」
トリックは、語尾に「★」をつけて平然としている。
アリシア「痛かったんだけど……。」
アリシアは、不機嫌そうな顔をする。
しかし、トリックはお構い無しの様子で。
トリック「それはごめんねー★本当はリオレットを陥れる為の罠だったんだけど、結果オーライな訳でー★えへへー★」
その発言を聞いたアリシアは、堪忍袋の尾が切れる。
アリシア「いい加減にしてよ!こっちは楽しくないの!」
トリック「………ほぇ?」
トリックは、アリシアに怒鳴られてやっと大人しくなった。
カーラ「まぁまぁ、二人とも……。」
カーラは、二人の間に入る。
しかし、アリシアはトリックをむっつりと睨み、トリックも反省の様子なしに口をパカッと開けているままだ。
リオレット「トリックも謝ろうよ。お客様を怒らしたんだから。」
 リオレットが、トリックに謝罪の催促をする。
 トリックは、しばらくとぼけた様子だったが、だんだんと周りの視線が痛くなったようで。
トリック「……………。ごめん。」
さっきまでとはうって変わり、うつむいた様子で謝った。
 それを見たアリシアは、トリックの件に関して許してあげることにした。
アリシア「まぁ……今回のは許してあげる。けど、あまりイタズラが過ぎちゃダメだよ?」
トリック「うんっ……★これからよろしくね★」
トリックもそれを見て、元気を取り戻したように笑顔でピースをした。
リオレット「ふふふ、よかった。」
カーラ「二人仲良くね。」
 仲良く笑うアリシアとトリックを見て、一安心のリオレットとカーラであった。


《続く》
スポンサーサイト

category: やみいろアルカディア

TB: --    CM: 0   

コメント

コメントの投稿

Secret


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。