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箱庭の図書室

Vierge♀Cendrillon連載中!

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Vierge♀Cendrillon~ようこそ僕らの闇堕ちギルド~ #105 

#105 天使の命

グレン、夜霧、ももかの3人は、間近に落ちた稲光に目がくらんでしまう。
しばらくして。視界が晴れた時だった。
目の前には、ホタルのような淡く優しい光。その先には、白衣の少女の天使のような笑顔……。
そう、リリウムは復活を遂げたのだ。
グレン「リリィっ!!」
グレンはそれを確認するや、リリウムの胸元に飛び付いては顔をうずめる。
リリウム「グレン……。声、ちゃんと届いたの……。」
リリウムは、涙を流しながらグレンの頭を撫でた。
夜霧「良かったな……。」
夜霧は、今まで生きていた中で一番であろう笑みを零していた。そして、自らと信じていた伝説に過ちがあった事を悟った。
ももか「ちぇっ……。」
ももかは、自分が冗談で言った事が本当だったのが面白くなく感じていた。しかし、これはこれで良かったのかもと感じてもいた。
リリウム「さぁ、ここから出るの。グレン……いい?」
リリウムは、上を指差した。
グレン「こんな所からは早く出ようか。」
グレンは、ご機嫌るんるんで竜の姿へと変化し、乗りやすい様に姿勢を低くした。
リリウムは、彼の背中にぴょいっとまたがる。
リリウム「そこのお二人さんも乗るの。」
リリウムが、早く早くと手招きする。
夜霧「おう……。」
ももか「いいの!?」
夜霧とももかも、グレンの背中にまたがる。
リリウム「しっかり捕まってるの……。グレン、Are you ready?」
リリウムとグレンは、お互いの目線を合わせる。
グレン「……Yes.」
グレンは呟いた。すると、彼の身体が白く輝き始める。その姿は、天に仕える光の竜そのものである。
そして、光の線を引きながら天高く舞い。
あっという間に魔女の身体を貫いて、そのまま地下から抜け出し、灼熱地獄である外へと出た。
ももか「あっと言う間に外に出た!」
ももかは、興奮し、
夜霧「これじゃあ俺は到底敵わないな……。」
夜霧は、苦笑いしていた。
グレンは、夜霧の方を向く。
グレン「なぁ、夜霧?」
夜霧「何だ?」
グレン「女を連れて出来るだけ遠くへ離れてくれないか。あ、リリィじゃない方な。」
夜霧「分かった……。」
夜霧は、姿を変えようとした時だった。
グレン「ちょっと待て。」
グレンは彼を、突然呼び止める。
夜霧「何だ?」
グレン「トパーズはリリィに渡せ。お前持ってるだろ。」
夜霧は、ムーンライト・トパーズは鍵に使ったから自分が持っている覚えは無かったが、コートのポケットに手をいれてみた。何か入っていたから取り出してみると、手の中には、何故かムーンライト・トパーズがあった。
夜霧は、それをリリウムに渡す。そして不死鳥の姿に変わり、宙に舞う。
ももか「私、これに乗ればいいの?」
ももかは、夜霧を指差した。
リリウム「うん。」
リリウムがうなずくと、ももかは夜霧の背中に飛び移る。
夜霧「しっかり捕まれよ……。」
そして、ももかを乗せた夜霧は遥か彼方へと飛び去っていった。
リリウム「さて、りり達は最後の一仕事なの。」
グレン「だね。行こう。」
リリウムとグレンは、もう一度あの魔女の元へ向かうのであった。

《続く》
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