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箱庭の図書室

Vierge♀Cendrillon連載中!

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Vierge♀Cendrillon~ようこそ僕らの闇堕ちギルド~ #97 

#97 Under of Labyrinth

~バベルの塔 地の迷宮回廊~

重力の迷宮を切り抜けた火の鳥と魔女。次に待ち受けていたのは、闇に向かって奥へ奥へと広がる回廊だった。
夜霧「バベルの塔……天に伸びるどころか地に……。」
夜霧は、隼をも蟻と同義にしてしまうような速さで、一寸先の闇と風を切り抜けている。
モモ「んな事知らないわよ!あんたが知らないなら……。」
モモは、帽子を身体の間に挟み、吹き飛ばされないように彼の身体にしがみついていた。
夜霧「うむ……しかしこのままではマズイ……。」
夜霧は、険しい表情を見せる。
モモ「何か悪い予感がするの?」
夜霧「───決して離すのではないぞ。」
モモ「分かったわ。」
モモは無駄な事は話さず、今以上に夜霧の身体にしがみつく。
それを確認すると夜霧は、音を駆け抜けるまでに飛行速度を上げた。
魔兎の辿った後の、微かな黒い足跡を追いかけて。

***

───???

二人は、まだ身体をお互いに添わせていた。
リリウム「こんな感覚……久しぶりかもしれないの。」
グレン「そうか。俺もだよ。」
触れ合う手と身体、温かみ。それはかつて、二人の間に出来た氷の壁を優しく溶かしていた。
リリウム「うぐっ!?」
リリウムの顎を、グレンが半ば強引に上げた。
そして逃げる隙もなく、グレンがリリウムの口の中に舌を入れ始める。
リリウムは、反射的に彼の舌を噛んで引き離した。
グレン「おいおい噛むなよ……痛い。」
グレンは、舌の痛みと血の味を感じていた。
リリウム「ぐぁっ……!?何するの……!」
リリウムこそ、気味が悪そうな顔をしてグレンを見ている。
グレンも、リリウムの瞳を真正面から見る。
グレン「いいだろ……?」
リリウム「ぐぅ……っ。」
再びグレンが、リリウムの口の中に舌を入れてかき回す。
リリウム「……!」
今度は、リリウムの口の中から温度が一気に急上昇する。舌が巧妙に動くぬめっとした感覚は、彼女にとって、どこかで感じたことのあるもののように思えた。
気がつけば、彼女の顔全体が火照っている。彼女自身も、もう抵抗する気など起きていなかった。
それを見たグレンは、優しく微笑みを見せる。
グレン「可愛い魔兎だ……。」


《続く》
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