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箱庭の図書室

Vierge♀Cendrillon連載中!

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Vierge♀Cendrillon~ようこそ僕らの闇堕ちギルド~ #86 

#86 狂と凶の実験結果

ちょこぽよ「いやぁ……取り乱してしまってすみません。どーも、ちょこぽよです。」
ジグマ「俺はジグマですー。よろしくー。……w」
ジグマは、どうしてもちょこぽよのTシャツが気になっていた。
それをじーっと見ていると。
ちょこぽよ「オシャレでしょ?」
ちょこぽよが、Tシャツを彼にみせつけてきた。
ジグマ「う、うん……。」
エメラルド「おまいらが叫ぶせいで前回いい所で切れなかったじゃねーかバーロー……。」
エメラルドは、若干イライラしている様子だ。
ちょこぽよ「あぁっ、ごめんなさいぃ……。」
それを見たちょこぽよ。すぐさま頭をぺこぺこと下げた。
エメラルド「別にいいんだよ……。」
エメラルドは、やれやれと語尾をかすめて言った。
ジグマ「で、エメ?そのさっきの現象が、何かに関係あるの?」
ジグマが質問すると。
エメラルド「よくぞ聞いてくれた!」
エメラルドは、白衣をひるがえし、キメ顔キメポーズでジグマの方を指差した。
更に彼は、テンションを上げてこう続けた。
エメラルド「災厄をもたらしし魔兎の黒き粉と、凶竜の忌み嫌われた遺伝子……二つを交わらせることにより、きっとこの騒動は解決する!…………」
しかし、決めゼリフを吐いた後だ。そこには、ジグマのなんともいえない冷たい視線が待っていた。
ジグマ「つまり……リリィとあいつの浮気その他もろもろを認めろと……?」
その瞬間、エメラルドから冷や汗がどわっと出る。
エメラルド「いや、そういう訳じゃないんだ……。そうせざるを得ないとかいう方が……。」
ジグマ「ふざけるな!俺はリリィの為に一緒に付き合ってやってるんだ!この騒動が済めば、リリィとは復縁したいとも思ってる……。なのに、エメまであいつらの援助をする気かよ!!」
ジグマの怒鳴り声が、暗い研究室内に響く。
エメラルド「落ち着けって……。ジグマ、俺も正直あいつらには呆れてるんだよ。おまけにこんな騒動を巻き起こしやがって……。一緒にいる身のことも考えろよ。」
エメラルドは、説得するつもりが、だんだんと口調もきつくなり、自らも愚痴を吐いていた。
ちょこぽよ「(ここは入らない方がいいな……。)」
ちょこぽよは、目をも背けていた。
ジグマ「…………。」
エメラルド「…………。」
ジグマもエメラルドも、お互いしかめっ面のまま黙り込んでいる。
場は重い空気と沈黙に包まれ……少し経った時だった。
?「────それは世界を滅ぼすことになるであろう…………。」
どこからか、野太く低い声が聞こえる。
すると突然、爆発音と共に天井がもろもろと崩れ落ちてゆく!
エメラルド「危ないっ……!」
エメラルド、ジグマ、ちょこぽよはさっきまでの空気はどこやらか。一目散に、天井の崩れていない方……研究室の奥に逃げる。
一番奥まで逃げた末、目前で崩落は止まる……。
ちょこぽよ「危なかったぁ……。」
ちょこぽよは、胸に手を当てた。彼の心臓は、シャツの下から飛び出そうになっている。
エメラルド「でもよ、どうするんだこれ……。」
三人の目の前には、人力ではどうにもならなさそうなガレキの山。と、いうより壁。まさしく生き埋め状態である。
エメラルドとちょこぽよは、諦めていた。
しかし、ジグマはここぞと、腕にはめていた懐中時計を前に出した。
エメラルド「ジグマ、何をするつもりだ?」
ちょこぽよ「……?」
二人には、彼が何をしようとしているのか分からなかった。


《続く》

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