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箱庭の図書室

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やみいろアルカディア #38 

#38 ユウリと氷の迷路

前回のお話。
ユウリは、次々に大量のワナをすりぬけ階段に辿り着こうとしていた。
すると、柵で道が塞がれアイシクル現る。しかし出落ち。
柵もつららのため溶かして前へ。階段を上るのであった。


階段を上ると、広々とした空間にまた迷路が広がっていた。しかもそれは、上がよく見えない所まで広がっている。また、空間の中心らしき所には、天に向かって螺旋階段が広がる。しかもそこからまた空中廊下が放射状に延びており、壁についている無数の扉や窓に繋がっていた。
それを見て、ユウリが一言。
ユウリ「これって、虎の恩返しか何か?それとも俺に凍え死ねというダイイングメッセージか?」
面倒くさい事が嫌いな彼。しかし、ここにいてもいずれは凍え死ぬだけで仕方がない。そして何より、早くミライを救って帰りたい。
そう思い、彼はとりあえず頂上目指し歩き出す事にした。
しかし、いざ進んでみると行き止まりだらけ。あっちに行っても、こっちに来てみても、やはり行き止まりで戻ってくるのは元の場所。
一向に先に進む気配が無かった。
ユウリ「やはり俺に死ねという事ですか。......ん、待てよ......?」
諦めかけたその時、彼はある事に気付いた。
ふと見た氷壁と氷壁の間の一部分に、ハリボテでも埋めたのか、見事に縦線がついている。
彼は、それをグイって身体で強く押してみた。
すると、見事にドミノのようにどったんばったん。次々にハリボテが倒れたのであった。
ユウリ「やっぱりな......。」
ユウリは、その跡をひょいひょいと進むのであった。

~そして、螺旋階段へ~

ユウリ「ハァッ......まだここかよ......。ちくしょう、空間魔法が使えればな......。」
ユウリは、愚痴をこぼしながら階段を上り続けていた。しかし、上を見るとまだ先は長い。
ユウリ「誰か上まで吹っ飛ばしてくれる、デブがいりゃいいのにな...。」
ユウリが、息を切らしながら呟いた時だった。
?「ねぇねぇ。」
ユウリ「?」
そこには小さな女の子がいた。肌は雪のように白く、髪は艶やかな黒という姿は、どこかのおとぎ話を連想させる。
その女の子が、こちらを見ているユウリに話しかけてきた。
女の子「おにーたん、ひとり?」
ユウリ「うん、1人だけど...。」
女の子「わぁい!あたし、シラユキっていうの!ねぇ、おにーたんのお名前は?」
シラユキの吸い込まれるような幼い視線。ユウリは、何の疑いも無く答える。
ユウリ「ユウリって言うんだ。ところで、女の子を探しているのだけど、見かけなかった?」
ユウリがそう尋ねると、シラユキはうーん...と考える素振りをする。そしてすぐに、心当たりがあるようで答えてくれた。
シラユキ「女の子......。もしかして、こんな女の子かなぁ?」
彼女がそう言い終わった後。ユウリの目の前には、見覚えのある緑の髪の女の子がいた......。


≪続く≫

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