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箱庭の図書室

Vierge♀Cendrillon連載中!

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Vierge♀Cendeillion~ようこそ僕らの闇堕ちギルド~ #20 

#20♀お菓子の家の呪い


《前回のお話》
パーティがお菓子の家でゲットした薬を飲み、顔を取り戻した女性。
クエストクリアで一安心……と思いきや、
一方では獣化したリリウムが暴走し、抑えられていた!
リリウムを薬で眠らせると、黒い煙があがって………?


黒い煙のサキュバスは、黒猫魔の青ざめている表情を見るや、キェッキェッと笑う。
 そう、それはサキュバスではなく……“リリス”。あのチリになったはずの魔女だったのだ!
魔女「そうさ、私だよ。あの魔兎も、お前らも、馬鹿なものだねぇ……!」
ジグマ「俺のリリィに何を食わせた!」
 ジグマが、魔女に向かって怒鳴る。
魔女「食わせてなんかないさ、彼女自身が食べたのさ。」
ジグマ「リリィ……。はぁ……。」
ジグマはそれを聞いて、ため息をついた。
魔女「人狼エメラルド……。」
エメラルド「はい?」
 エメラルドは、魔女の方を向いて返事をした。
魔女「この呪いは、お前のどんな祓い薬でも解けないであろう……。それと占い師もだ。お前のどんな術を課そうが、どんな強大な祓いの魔術にしても……この呪いは解けぬであろうな……。キェッキェッキェッ……」
魔女は、そう言い残して消えていった……。
 それをただ、ギルドメンバー達は見守るばかりであった。
リオン「私の占術……でも祓えぬというのか……。」
リオンは、試しにリリウムに術をかけてみる……。
リリウム「…………?アヴゥゥゥゥゥ………!」
リリウムが目覚めただけで、全く効果の兆しがない。
エメラルド「あぁっ。起こすなよっ。」
エメラルドが再び睡眠薬を投与し、リリウムを眠らせる。
リン「さーてとっ。どうしましょうかにゃ……。」
こんな状況にも関わらず、リンはうとうととしている。
黒猫魔「リンさんはいつも能天気で、いいですね……。」
エメラルド「占いも祓いも、薬も使えない、か……ならどうすりゃいいのやら……。」
今は眠らされているために大人しいリリウム。彼女を救う方法が、何かないかと他のメンバー達は思っていた……。
?「何かお困りのようで……。」
そこへやって来たのは背中には弓矢、右手には剣、左手にはドラムスティックを持ち、ロングコートを身に纏った地味にあやしい男だった……。


《続く》
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category: Vierge♀Cendeillion~ようこそ僕らの闇堕ちギルド~

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Vierge♀Cendeillion~ようこそ僕らの闇堕ちギルド~ #19 

#19♀魔兎の異変


《前回のお話。》
床下から物音がし、淫魔リリスが登場!
リリスは、ジグマを誘惑しようとするが、まじないをかけられたジグマには効かない。
リリスはあっけなくやられて、残されたのは、失った顔を戻す薬が入ったビンであった。


~ギルドに戻って~
 女性は、パーティが持ち帰った薬を飲んだ。
 すると、女性の顔がみるみるうちに戻っていく。
エリィ「あ、効いてきましたよ!」
エメラルド「しかし、あの魔女も大した薬作るよなー。」
 メンバー達が見守る中、女性の顔は元の整った顔立ちに戻った。
エリィ「あ、戻りましたよ。この、普通の手鏡で見てみてください。」
エリィが、女性に手鏡を渡す。
女性は、期待と不安を胸に鏡にうつる自分を見た……。
 そこには、顔を失う前の元の自分がいた。
女性「元に戻っています……!」
 自分の顔を見て、喜ぶ女性。
 それを見たエリィも、笑顔を返した。
エリィ「はい♪それにしても整った顔立ちをされてますね。」
女性「皆さん、本当にありがとうございました。」
 女性が、お礼と共に報酬を支払う。
エリィ「こちらこそ、お役に立てて良かったです。また何かあれば、ぜひこのギルドにお願いしますね?」
女性「はい。では、私はこれで。また何かあったらよろしくお願いしますね。」
そして、女性はギルドを後にした……。
エメラルド「クエストクリアだな。」
エリィ「そうですね♪」
二人も、その背中を見送ってほっとしていた時だった。
みお「エメさん大変ー!リリィさんがーっ!」
 みおは、焦った様子である。
エメラルド「何だ?」
みお「リリィさんが……獣みたいに……!」
エメラルド「そりゃマズイなっ。行ってみよう!」
エメラルドとエリィは、すぐにリリウムの元へと向かう。


~ギルド内 ダイニング~
リン「りりしゃ……!落ち着いて……!」
リンが、ガードを張っている。
 その視線の先には、真っ黒い耳に真っ黒い毛が生えた手足の、獣じみたリリウムの姿が……。
リリウム「グァゥウウウウ………!」

黒猫魔「このっ………!」
 黒猫魔も、リリウムに金縛りをかけて動きを止めている。
ジグマ「リリィ……。」
銀月「何か様子はおかしいとは思ったけど……。」
ギルドメンバー達が、リリウムを抑えている中。みおが、エメラルドとエリィを連れてやってきた。
エメラルド「リリィ!」
エリィ「リリウム様……!?」
リリウム「………グルルルルル。」
 リリウムが、駆けつけた三人の方を向いた。その目付きは鋭く、睨みながらうなっている。
ベルベット「調理中にここから何か物音がしたから、何事かと思って駆けつけたんだ。そうしたらリリウム様が暴れていてな……。」
ベルベットは、荒れたダイニングを見つめながら語った。
リオン「私の占いによっても……これは相当まずい状況だな……。」
リオンも、1枚のタロットを見つめながら呟いた。
黒猫魔「きっとあのお菓子の家には、邪悪なものが混ざってたのにゃ……。」
エメラルド「何か効く薬は……っと。とりあえず、大人しくしてもらうか。」
エメラルドは、持っていた睡眠薬と筋弛緩剤を注射器で、リリウムの身体に打った。
リリウム「グゥウウウ………。」
リリウムは、身体の力が抜け、眠りにつく……。
周りはただ、それを見つめていた。
すると突如、リリウムの上に黒い煙があがる。
?「キェッキェッキェッ……」
不気味な笑い声が聞こえると、黒い煙はサキュバスのような形を作った。
黒猫魔「まさか……!」


《続く》

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Vierge♀Cendeillion~ようこそ僕らの闇堕ちギルド~ キャラクター紹介 

こんにちは★やみりり。です
「Vierge♀Cendeillion~ようこそ僕らの闇堕ちギルド~」を読んで下さってる皆様、ありがとうございます……m(_ _)m
遅れましたが、ギルドメンバーや敵などの紹介をとりあえずはざっと書いておきます。


《ギルドメンバー》

リリウム(♀)…ギルマスでノアール家のお嬢様。可愛いのだがとにかく破天荒。甘いものと生肉や血が好き。

ジグマ(♂)…ギルドが建つ前は自分の家でリリウムの面倒を見ていた。時空魔法が得意。やる気ないのに出来るタイプ。

エメラルド(♂)…人と狼のハーフ。力や運動神経は相当強いが普段はただのデカイ人。

リン(♂)…性格を一言で表すと癒し兼変態。なんか猫っぽい男の娘。攻撃は全然ダメなのにりんごあめ1つでけた違いの防御力を発する。

リオン(♂)…占い師。彼の占いはよく当たります。(たまに色々な意味であやしい時もあるが…)マストアイテムはタロット。

銀月(♀)…愛称は水銀。一流スナイパーを目指している普通の人。なんかよく災難にあう←

リオレット(♂)…男の娘。誰かに似すぎな気もするが彼は王子気取りの方だ。ギルド内のプレイボーイ。

賭け師(♂)…ギャンブラー。戦いには燃える性格。リオレットと仲がいい

みお(♀)…とにかく元気な女の子。歌うことが好きで、パーティの能力を上げることが出来る

黒猫魔(♀)…魔系シーフ。シーフなのに魔法攻撃の威力はえげつない。よくリオンの側でくつろいでいる。


エリィ(♀)…ギルド受付嬢。丸眼鏡をかけていて、小柄。ドジで前の職場(クルージングのガイド)では失敗ばかりしていた。

ベルベット(♀)…セクシーな料理人。ドSな御姉様の雰囲気。料理はめちゃめちゃ上手いのだが、性格や素行が仕事向きではないため、今まで働いていたレストランでは下っ端の作業ばかりやらされていた。

《別サイド》

シシャモ…そう呼ばれる男。道化師でドラマー。現れては消え、助言をくれたりする。

アルフレッド・ノアール/ガーベラ・ノアール…リリウムの両親で資産家。破天荒なリリウムに勘当している。

《敵、依頼人など》

クエスト「モンスター娘を落ち着かせよ!」

若い男…オープンしたてのギルドに「娘を落ち着かせてほしい」と依頼をする。子供はバツイチの妻の連れ子。

パジェロ…依頼人の家にてパーティを迎える。兄妹の兄。

プリウス…パジェロの妹で例の娘。元々は優しい子なのだが魔兎ウィルスのせいで獣になっていた。


クエスト「女性の顔を取り戻せ!」

女性…今回の事件の被害者。怪しい行商人から買った美容薬を飲み、顔を失ってしまう。

魔女…女性の顔を奪った犯人。ジグマまでも捕らえ、欲望を果たそうとするが……。
熊…ビスチェフォレストを歩いてると現れた凶暴な熊。バカデカイ。

グレーテル…魔女の手下。気が強い。大量のスイーツを召喚して欠員が出たパーティを翻弄した。

スイーツ達…グレーテルの召喚した敵。倒れると溶ける。

ジャンボパフェ…魔女の召喚した敵。しかし凶暴化したリリウムに喰われる始末。

リリス…魔女が薬を飲み成り変わった淫魔。あっけなく倒れるも……?《重要》決して闇咲リリス氏のことではない。


あとはこの場を借りまして、お気づきだろうけれどカウンター設置いたしましたぁ♪
読者が増えると嬉しいですね………


これからもどんどん新しいキャラクターや敵が出てくる予定……おたのしみにd

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Vierge♀Cendeillion~ようこそ僕らの闇堕ちギルド~ #18 

#18♀お菓子の家の淫魔リリス


《前回のお話。》
魔女との対決。
魔女は様々なスイーツトラップで誘惑を仕掛ける。
リリウムが、魔女を討ち、戦いは終わったと思われたが……?


ジグマ「何だこの物音は?」
黒猫魔「皆、離れるのにゃ!」
メンバー達は、即座に床の穴から離れる。
その瞬間だった。穴から勢いよく、悪魔のようなものが飛び出してきたのだ。
?「キュッキュッキュッ……。」
悪魔のようなものは、黒く淀んだその身をすぐに美しい女性の姿に変化させた。
銀月「あれが……リリス……!」
黒猫魔「ジグマさん!気をつけて下さい!あいつは貴方を誘惑し、真の力を手に入れようとしています!」
黒猫魔は、ジグマに警告するとおまじないをかけた。
ジグマ「わかったよ。」
ジグマの誘惑耐性がアップ!性欲がダウン!
リリウム「アグゥウウウウウウ………!」
リリウムは、リリスに威嚇している。
黒猫魔「みおさんも、恋の歌なんて間違って歌わないようにして下さいね。」
みお「ラジャー!」
リリス「私と気持ちよくならずに倒そうとね……ほほぅ。」
リリスの媚びた視線は、ジグマの方に向いている。
ジグマ「お前になんかやらねぇよwクソビッチっ。」
ジグマが、背後からリリスにストームを喰らわせる!
リリス「きゃっ……!」
リリスは、風に煽られてバランスを崩す!
ジグマ「リリィ!いけっ!」
リリウム「グァウッ!」
リリウムが、落下するリリスを地面からバレーボールのように突き上げる!
銀月「そいやっ!」
突き上げられたリリスを、今度は銀月が狙撃する!
みお「えぇーい!」
みおが、そこら辺に落ちてた魔導書をリリスに投げつける!
黒猫魔「案外弱かったみたいですね、淫魔さん。さようなら。」
黒猫魔が、ダーティムーンを唱える。
リリス「うきゅぅううううう………!」
不完全なリリスは、爆発と共に、か弱い声を出しながら塵となっていった。
そして、何か薬の入ったビンが下に落ちた。
みお「今度こそ……やったね!」
黒猫魔「そうみたいですね。」
さっきは警戒体制だった黒猫魔も、今度は安堵の笑みを見せている。
 ジグマが、転げ落ちたビンを拾いあげる。
ジグマ「この薬……『【厳重管理】失った顔を戻す薬』ってメモに書いてある。」
銀月「あの魔女の作った薬……試してみる価値はありそうだね。」
ジグマ「だよねw帰ろう?」
リリウムも、うん、とうなづいた。
そうして、メンバー達はお菓子の家を後にしたのであった。


《続く》

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Vierge♀Cendeillion~ようこそ僕らの闇堕ちギルド~ #17 

#17♀お菓子の家の淫乱魔女


《前回のお話》
魔女とジグマを見つけ出した、女だらけのパーティ。
しかしそこにいたのは、全裸でイチャつくジグマと魔女……。
その光景に、怒りを見せるメンバー達。
本当は無実のジグマと、とぼける魔女……。
そうしてメンバー達が魔女に迫ると、魔女が本性を現したのであった……。


パーティ:リリウム、ジグマ、黒猫魔、銀月、みお

敵:魔女(ボス)


魔女「私の薬の材料には、あと化け物なパートナーを持つ男のミルクと書いてあったんだよ……!」
魔女が、ジャンボパフェを召喚!
ジャンボパフェは、上に乗ってるプリンをわさわさと揺らしている。
みお「パフェ美味しそー!」
 みおが、パフェに誘惑される。
ジグマ「絶対食べちゃだめwあと男のミルクとかどんな卑猥な薬作るつもりだったのかな魔女さん?」
魔女「それはね……キェッキェッキェッ………」
ジグマの問いかけに、魔女が不気味な笑いを見せる。
その隙をついて、ジャンボパフェの振動派!
みお「うわっ!」
みおが転倒する!
銀月「みおちゃん!んっえい!」
銀月の攻撃……ジャンボパフェにはいまひとつ効いていない。
魔女「淫魔リリスに成るための薬さ……!」
魔女が、5本の指先からピンク色のビームを出す!
ジグマ「ぎゃっ……!」
リリウム「フグァッ……!」
リリウムとジグマが誘惑状態になった!
黒猫魔「にゃーっ!ちゃんとして下さいー!」
 黒猫魔のスパーク!
 放たれた電気がリリウムとジグマの理性を取り戻させる!
ジグマ「ありがとう。」
リリウム「フギャァアアアアアアアア!!」
リリウムが、ジャンボパフェに食いつく。
ジャンボパフェに、37569848628054644656のダメージ!
ジャンボパフェは喰われて消えた!
みお「あーっ!みおもパフェ食べたかったー!」
銀月「まぁ、あれは喰わぬが勝ちだよ。敵の出したものなんてね。」
魔女「キェエエエエエエイ!!」
魔女が、大量のチュロスを召喚!
魔女「ゆけゆけチュロース!奴共を串刺しにしてしまうのだ!」
魔女が、パーティに指を差す。すると、チュロスが意思を持つように浮かびあがり、矢のような速さでパーティに突進してきた!
ジグマ「チュロスの時よ遅くなれっ!スロウ!」
ジグマの魔法で、チュロスの速度が格段に遅くなった。
みお「チュロス食べるー。」
みおが、飛んできたチュロスを1本手にとった。
みお「いただきまー……あれ?」
 口に、チュロスを運ぼうとしたみお。が、手からチュロスが消えていた。
黒猫魔「あの淫乱魔女が魔法で喚び出したものなぞ、やめておきなさい。」
黒猫魔が、チュロスを持ちながら言った。
みお「うぅ……!」
みおの、腹減りゲージが溜まる。
黒猫魔「ギルドに帰ったら、いくらでもベルベットさんが作ってくれるはずですよ。だから、今は我慢して下さい。」
みお「はーい。では一曲!激唐辛子サンバァ!オーレオレオレかっれー!」
みおの、歌唱『激唐辛子サンバ』!
パーティ全体が、興奮状態になる!
リリウム「グァァァアアアアアアアアアアアッ!!!!」
リリウムが、魔女に仁義ない連続触手攻撃をくり出す。
銀月「くらえこの変態っ!」
銀月が、魔女目掛けて性欲抑制弾を狙い撃つ!
弾は見事魔女にヒット!魔女の攻撃力と性欲がダウンした。
魔女「うがっ……。」
魔女がひるむ。
黒猫魔「これで終わりだにゃ。」
 黒猫魔が、ナイフを魔女に突きつけた。
リリウム「グァアアアアアアアウッ!!」
リリウムの触手が、魔女を上から叩き込む!
魔女は床下に沈み、気配を消した。
 それを見届ける、メンバー達。
みお「やったー!」
ジグマ「淫乱ババァ倒した!」
 戦いの後の、笑顔を見せる。
 その中でまだ、冷静に構えている黒猫魔。
黒猫魔「確かにやりましたね。けれど、気をつけて下さい……。」
彼女が、そう呟いた後だった。
床下から、何か物音がしたのだ!


《続く》

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やみいろアルカディア #6 

#6 闇咲邸の朝と訪問者

《前回のお話》
みんなでじじぬきをしていた。
アリシアが、眠たいとベッドに向かった。その後、レナがカードゲームであがる。
ユウリがイカサマ疑惑をもちかける中、レイナとミライもあがる。
最後にはユウリが残り、ゲームは終了したのであった……


闇咲邸に朝が来た。
クロロは、いつものようにリビングの掃除をしていた。
そこへ、アリシアがやってくる。
アリシア「おはようございます。」
クロロ「おはようございます、アリシア様ー。」
アリシア「遅くまで寝ちゃったかな……。」
クロロ「アリシア様は、早起きですのにゃー。」
そう言うクロロに対して、時計の針は朝の8時。
アリシア「えっ。これでも結構寝過ごしたと思うけど……。」
クロロ「あらら、皆様大体9時から11時まで寝てますのにゃ。昨日はさぞ夜更かししたみたいなので……今日は昼過ぎまで寝ていると思います。」
 クロロは、淡々と言った。
アリシア「そうだったの。……私は今まで6時には叩き起こされてきたからね……。朝日を浴びる訳でもないのに。朝ごはんを食べたら、やりたくもない勉強やお稽古がぎゅうぎゅう詰め。あんな思いはもうこりごり……。」
 アリシアは、今までの苦労を口にする。
クロロ「それはさぞ大変だったでしょう…。ここでは、思う存分自由気ままに暮らして下さいにゃ。」
 気ままなことを言うクロロだが、掃除をする手が止まることは無かった。
アリシア「はーい。」
アリシアは、笑顔で返事をした。
 ギンゴーン。
 玄関の方からチャイム、いや、鐘の音が鳴った。
クロロ「お客様ですのにゃ。」
クロロが、リビングを出て応対に向かう。
アリシアは、窓側のソファーに腰掛け体を伸ばした。
アリシア「くぅーっ。久しぶりの朝日は気持ちいい……。これからは自由気ままに暮らせるのか……。」
ぼーっとしながら、独り言をする。
 アリシアは、これから始まる新しい生活に希望と夢を抱いていた。
しばらくすると、クロロに連れられて1人の少女が入ってくる。
少女「失礼しまーす。」
 少女が、はきはきとした声であいさつをする。
 少女は、茶髪のロングヘアーで、セーラー服をイメージさせる洋服を着ていた。
クロロ「こちら、近所にあるリオレ荘の荘主、リオレット・ブリューネル様でございますのにゃ。」
リオレット「初めまして、アリシアちゃん。」
リオレットが、クロロに案内されてソファーに腰かける。
アリシア「初めまして、アリシア・リシャールと申します。」
アリシアが、行儀よくお辞儀をした。
 それを見て、感心するリオレット。
リオレット「あらー。噂通りの可愛くて、教養のなっている子ねー。」
アリシア「はい、そう言って頂ければ。」
リオレット「あらー。もっと軽くタメ口で話してもいいのよ?ここは自由の地だからね。」
 リオレットが行儀のいいアリシアに、優しく接する。
アリシア「はいっ!」
 アリシアは、今まで抑えていた元気を出して返事をした。
リオレット「その調子っ!」
アリシア「ところで、リオレ荘って何なの?」
アリシアが質問すると、リオレットが指を鳴らした。
リオレット「よくぞ聞いてくれました!リオレ荘とは……」
アリシア「とは……?」
 一拍開けてから、リオレットが机の上に足をかけて手をいっぱいに広げる。
リオレット「問題児集う愉快なシェアハウスなのである!……あ、みんなで一緒に住むお家のことね?」
アリシア「へぇ…………」
リオレットのキメポーズのまま、時間が硬直したかのように進んでいった。
リオレット「もっとリアクション取ろうよ!取ろう!」
アリシア「なんかごめんなさい……。」
 リアクションのとれないアリシアが、申し訳なさそうにうつむいた。
リオレット「まぁ……いいわ。リオレ荘、良かったら来てみない?」
 リオレットの誘いに対し、アリシア。
アリシア「良かったら行きたい!よろしくお願いします!」
 アリシアの返事を聞いて、気分が上がるリオレット。
リオレット「よーし、なら、行こうじゃないかー!クロロ、朝っぱらからありがとうね。」
クロロ「いえいえー。アリシア様も、いってらっしゃいませ。」
アリシアとリオレットは、お茶を飲み干してすぐに闇咲邸を出るのであった。


《続く》

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Vierge♀Cendeillion~ようこそ僕らの闇堕ちギルド~ #16 

#16♀お菓子の家の魔女


《前回のお話》
「リリウムが怒って出てくる言葉」を叫んでしまった女ずくめのパーティ。
リリウムが激怒して出てきて、触手をものすごい勢いで這わせる。
そこへ「計画が台無し」と怒ったグレーテル参上。
するとリリウムの刃はそっちへ向かい、グレーテルはやられたのであった。


~お菓子の家 魔女の部屋~
その頃、ジグマはなんと全裸で十字架にかけられていた。
ジグマ「な……何をするっ……!ダメだって……!」
魔女が、ジグマの好みのタイプの美女に化けて、あんなことやこんなこと……をされていた。
魔女「どう……?もっと気持ちよくなって………?」
 ジグマに迫りくる誘惑のトラップ。
ジグマ「うぁっ……あっ………ああっ…………!」
ジグマは精神的に、もう逝きそうになっていた……。
その時だった。
みお「待てぇえええっ!ジグマぁああああ!浮気するなんて最低だぁあああああああ!!」
みおの叫び声と共に、パーティメンバー参上。
魔女「!」
リリウム「グァアアアア………?」
リリウムの触手が、浮気者(に見えてもおかしくない)ジグマの身体を締め上げる。
ジグマ「リリィ!落ち着け!これはワケが違うんだっ!俺は逆レイプの被害者だって!」
みお「浮気さいてー。」
みおの痛い目線にジグマ、精神的にダメージ!
黒猫魔「それより、ジグマさんに何シタンデスカ……?」
魔女に殺気を送っているのは、黒猫魔。
魔女「わ……私は何も知らないわ?それより人の家に何不法侵入してるのよ!」
 その殺気に圧倒されつつも、とぼけている魔女。
黒猫魔「他人ノ男サラッテ何ジャソノ言イガカリハ!」
黒猫魔の、カースビンドゥ。
呪いで魔女の身体が、締め付けられる。
魔女「は、離してよ!何なのもう!」
魔女は、拘束にもがいている。
銀月「悪いのはそっちじゃありませんか。ジグマさんのどーてーは、あの化け物娘のものですから、ね。」
銀月は、フッと息を吐いた。
ジグマは、まだリリウムの触手に締め付けられている。
リリウム「グァアアアアアアアゥ……!ウグァアアアアアアアアアアアゥウウウ………!」
ずっと彼を睨むリリウムの眼は、血走っている。
ジグマ「だから……本当にごめん……だから……離しな……さいぃ…………!」
ジグマの首は、ぴたっと呼吸が止められる寸前まで締まっている。
みお「ジグマさいてー!」
ジグマ「みおも……やめ……ろぅ……!」
その光景を見ていた魔女。さっきまでの何も知らない浮気相手キャラとは違い、不気味な笑いを見せている……。
魔女「ククク……。」
黒猫魔「にゃにっ!?」
不気味な笑いと共に、魔女が本来の醜い老婆の姿に戻っていく……。
銀月「本性を現したな……。」
銀月が、銃口を魔女に向ける。
そして、引き金に指をかけた時だった。
魔女「キェエエエエエエエエイ!!」
魔女のひと声で銀月の銃が手から離れ、地面に落ちる。
銀月「なぬっ!」
魔女「私の薬作りを邪魔しやがってぇ……!」
魔女が、般若の形相をして立ち上がる。
黒猫魔「物言いたいのはこっちだにゃ!何の罪もない女性に薬売りつけて頭部のパーツ全て奪ったり!」
銀月「人の彼氏に変なことを仕掛けたり……!」
みお「さいてークソビチババァ!」
ジグマ「よくも俺にあんなことを……w」
リリウム「ウグァアアアア………!」
それに対して、メンバー達も魔女にガンを飛ばした。
魔女「キェッキェッキェッ……この場で皆殺しにして、新しい薬でも作ってやるわぁああああ!」


《続く》

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Vierge♀Cendeillion~ようこそ僕らの闇堕ちギルド~ #15 

#15♀リリウムへの禁句

前回のお話。
銀月、黒猫魔、みおに大量のスイーツが襲いかかる!
お互いいい勝負の中、黒猫魔の覚醒でスイーツは全滅……
すると、いつの間にかグレーテルとリリウムが消えていた。
罠だと察知したメンバー。銀月は、リリウムが思わず出てくるという魔法の(卑猥な)言葉を教える……。



銀月「では、皆さんおk?」
黒猫魔「まぁ……。」
みお「おっけー。」
銀月「せーのっ……」
3人は、息をあわせる。
「やーい変態露出魔兎!お前昔アソコ丸出しでで沢山の男を襲ってたクソビッチみたいだなー!(^-^)」
3人はそう叫ぶと、とんでもない事を言ってしまったと赤面になり、罪悪感を覚えた。
リリウム「うるさいぃいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!」
リリウムが、鬼のような形相で叫び出てきた。
 同時にこちら側に触手を這わせてくる!
黒猫魔「危ないっ!」
みお「きゃっ!」
黒猫魔とみおは、間一発のところで回避する。
銀月「撃つっ!」
銀月が、リリウムの触手を撃ち落としていく。
しかしリリウムの触手は、撃ち落としたと思えない再生力でこちらに向かってくる!
銀月「あんな言葉言うんじゃなかった……!」
 後悔しつつ銃を撃ち続け、触手の進行を止める銀月。
黒猫魔「言い出しっぺはあなたでしょう……。」
魔弾で触手を潰していく黒猫魔。
 一方、みおは
みお「きゃあああああああっ!」
と、叫び逃げ回っていた。
リリウム「グァアアアアアアアアア!!!!」
リリウムが、こちらに襲いかかってくる!
グレーテル「ちょっと!!私の計画が台無しじゃない!」
隠れていたグレーテルが、怒って姿を出した。
銀月「りりしゃ落ち着いて!」
リリウムが、グレーテルの方を向いた時だった。銀月の放った銃弾が、リリウムを直撃する。
リリウム「ギャウッ!」
 リリウムは、撃たれた所を手で押さえながらしゃがみこんだ。
グレーテル「あ、化け物っ……!」
グレーテルが、リリウムの元に駆けつける。
リリウム「ウ………」
リリウムが、血を垂らしながら立ち上がる。
みお「リリィさん……!」
みおが、リリウムに近寄ろうとした時だった。
リリウム「グ………グァアアアアアアアアアアアアッ!!!!」
グレーテル「ギャッ………!」
大量の触手に、グレーテルが襲われる。

そして、グレーテルはいなくなった。

「えぇえええっ!?」
 意外な結末に、驚くメンバー達。
みお「この展開あり!?」
銀月「まさかのオチが……、誤爆だとッ……!」
黒猫魔「ですね。ところでリリィさんは?」
リリウムは、撃たれた所が痛むのか、大人しくしていた。
黒猫魔「ほれ。」
黒猫魔は、リリウムにヒールを施した。
リリウム「グゥ………。」
黒猫魔「少しは傷が軽く、なりましたか?」
 黒猫魔の問いかけに、リリウムがうなづく。
黒猫魔「とりあえずは解決、っと。」
みお「これから、どうするの?」
銀月「今はただ、早くジグマさんを取り返すしかないっしょ。」
みお「ですよねー。」
パーティは、長い空間の先のドアを開けて進んでいった。


《続く》

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やみいろアルカディア #5 

#5 夜とカードと闇咲邸


《前回のお話》
悪魔住まいし闇咲邸。それを知ったアリシアは、怯える。
そんな不安を拭うユウリ。
楽しく茶番をしているうちに、いつの間にかアリシアも闇咲邸に馴染むのであった。

夜も深まってくる頃。みんなでカードで遊んでいた時だった。
アリシア「眠たい……。みんなはまだ元気みたいだけど……。」
アリシアは、あくびを手で押さえた。
 それを見ていたレイナ。
レイナ「アリシア、眠たいなら寝てもいいよ。」
アリシア「ありがとう……。ところで今は何時かな……?」
ミライ「まだ11時だよ……。」
 ミライが、時計を見ながら言った。
アリシア「もうそんな時間……。」
クロロ「お部屋までご案内致しましょうかにゃ。」
クロロが、今にも寝落ちしそうなアリシアに声をかける。
アリシア「お願いします……ふぁあああ………。」
アリシアは、あくびをしながら立ち上がった。
 そして、クロロに連れられリビングを後にした。
ミライ「アリシアちゃん……早寝だね。」
 ミライは、カードを引きながら言った。
ユウリ「俺らが夜型なだけだけどね。」
 ユウリも続いて、カードを引きながら言った。
 レナが、フフフと笑ってカードを引く……。
レナ「はい、あがりー。」
 床に、ハートとスペードのエースのカードが散らばる。
ユウリ「あ、俺のカード盗み見たな!」
レナ「見てないよー。」
ユウリ「みーたーなー。」
レナ「証拠もないじゃーん。」
 二人が言い合いをしているうちに、もう二人がカードを床に散らばさせた。
レイナ「あがりー。」
ミライ「みーも………!」
ユウリ「あ………っておかしくないか枚数!俺まだ3枚も残ってる!」
 ユウリが、持っているカードを見せた。それぞれ、違う数字のカードである。
レイナ「元々3枚抜いたじじぬきでしょ。アリシアは元々1番にあがり済みー。」
 レイナは、完全に勝った気になっていた。
ユウリ「かといってこんなのありですか……。」
 ユウリは、悔しげに台詞を吐いた。
ミライ「あり……だと思う。」
ミライの言葉が、更にユウリを現実へと追い詰めた。



《続く》

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Vierge♀Cendeillion~ようこそ僕らの闇堕ちギルド~ #14 

#14♀スイーツ戦争

前回のお話。
ジグマは、魔女に捕らわれている。
一方女子勢は、くらやみの部屋を進んでいた。
すると、銀月に不気味な何かが……!
そして現れたのは、小さな魔女グレーテル。
戦意剥き出しのリリウムと、グレーテルの召喚した大量のスイーツたちと共に、バトルが開幕したのであった……。


〈お菓子の家〉

パーティ:銀月、黒猫魔、みお

敵:グレーテル、リリウム、スイーツ×大量


大量のスイーツ達が、3人に向かって勢いよく跳ねてくる!
みお「きゃぁああああああああああ!!」
 みおは逃げ回っている。
黒猫魔「ダーティムーン…!」
そこへ、黒猫魔の攻撃。豪快な範囲魔法でスイーツ達をなぎ払う!
銀月「えいやっ!」
銀月も、スイーツ達に的確に銃弾を撃ち込む!
 攻撃を受けたスイーツは、見るも無惨にどろどろとその場に溶けていく。
だが、スイーツ軍も負けてはいない。
スイーツ達が、クリームを飛ばしてくる!
銀月「なぬっ!」
銀月にそこそこのダメージ!銀月の服が、クリームでべたべたになる……。
みお「よーしっ!お歌歌っちゃうもんっ!」
みおは、歌唱『狂走ラブパワー』を熱唱!
銀月、黒猫魔、みおの攻撃力と行動速度が上昇!そして恋した時の高ぶりが沸いてくる!
黒猫魔「か、なんだか体がほてるし胸の鼓動が激しいにゃっ!よし!」
黒猫魔のオーバーキルが発動!大量の魔弾が雨のようにスイーツ達に襲いかかる!
スイーツ達は、いる限りは全員お陀仏された。あとには、べちゃべちゃのクリームだけが床に残る。
銀月「……あれ?りりしゃとグレーテルは?」
スイーツがいなくなった廊下の先。その先にいるはずのリリウムとグレーテルがいなくなっていた。
みお「おーい!魔女さーん。リリィさーん!」
ただ呼んでも当然、何の反応もない。
黒猫魔「単純に呼んだって来ませんよ。罠の可能性もありますし。」
銀月「そうだ。あの言葉を……。」
 銀月が、何かひらめいたように言った。
 黒猫魔は、きょとんとする。
黒猫魔「あの言葉?」
銀月「ジグマやエメしゃに聞いた言葉なんだけど……ただ、その言葉がなんていうか……?」
 銀月の、言葉が詰まる。
黒猫魔「どうしたのです?」
銀月「いやらしいというか……。りりしゃが絶対怒る言葉なんだけどね………。」
黒猫魔「くるみぽん●お的な?」
銀月「うん………。」
銀月は、恥ずかしそうにしながら黒猫魔とみおに耳元で例の言葉を呟いた。
みお「ちょっとそれって!」
黒猫魔「にゃふっ!?」
黒猫魔とみおは、その言葉の刺激性に赤面をかいた。



《続く》

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