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箱庭の図書室

Vierge♀Cendrillon連載中!

やみいろアルカディア~プロローグ2~ 

プロローグ2★街中の脱走アリス


 アリシア・リシャール。10歳。白いドレスを見にまとい、街を歩くリシャール家のお嬢様。
街で出会った少女、レイナ。17歳。黒を基調とするパンクロリータ風の服を着ている。年齢の割には小柄で、メガネっ娘。
街で出会った少年、ユウリ。16歳。黒いパーカーにジーンズという典型的な庶民スタイル。メガネをかけていて、見た目は普通の人。

そんな三人は街で出会い、今はとあるゲームセンターにいた。
レイナ「はい、アリシアちゃん♪」
 レイナが、UFOキャッチャーで取った白いウサギのぬいぐるみをアリシアに手渡す。
アリシア「レイナさん、ありがとうございます!」
アリシアは、そう言って白いウサギを抱きしめた。
レイナ「取るの苦労した~。よし、次は自分の分をっと。」
レイナは、黒いウサギを狙ってUFOキャッチャーのクレーンを操作する。
縱、横と動かし、クレーンが黒いウサギにむかって落ちていく…。
レイナ「よしっ!」
クレーンは標的を見事捉えたが、ウサギはあっけなく落ちてしまった。
アリシア「おしいー。」
ユウリ「もう少しあの辺りを狙えばいいんじゃない?」
ユウリがそう言って、横たわってるウサギの首の方をさす。
レイナ「分かってるってばー。なかなか微妙な位置加減がっ。」
レイナもそう言って、クレーンを操作していく。
標的は捉えるが、中々景品が下に落ちずに数回。
レイナ「今度こそはいけるっ!」
クレーンが、標的を捉え上に持ち上がる。
同時に、横たわっていたウサギが前のめりになり、バランスを崩して台の下へと落ちていった。
レイナ「はいゲット~。」
レイナが満足そうに、景品を取って見せびらかした。
 ユウリが、それに反応する。
ユウリ「おめでとー。でもこれに何円注ぎ込んだわけ?長い間いた気がするけど」
レイナ「約三千円なり。」
ユウリ「三千円!?よくそんなに出来るよな。」
レイナ「だってこの子可愛いもん。」
レイナは、ウサギをずっと見ている。
ユウリ「よかったね。(いいな……。お金持ちって。)」
少し嫉妬の色を見せるユウリ。
 それを見たアリシアが、白いウサギを差し出す。
アリシア「あ、ユウリさん。もしかしてあなたも欲しいんでしょ。よかったら私のを…。」
ユウリ「いいよ別に。もらったんでしょ。」
アリシア「はい。では私がこれを。」
 ユウリは内心、自分もウサギが欲しいと思っていた。
レイナ「朗報ー。偶然にしてなんか取れたしユウリにあげるー。」
レイナが、まぬけ顔のマスコットをユウリに差し出す。
ユウリ「何これ。てかいつの間に!」
レイナ「ユウリにぴったりまぬけ顔白人間マスコットー。更に丁度キモオタフェイスぅ~♪」
 レイナが、キャッキャッと笑った。
ユウリ「お前殺されたいのか?」
 ユウリが、レイナの首を締め上げてくすぐる。
レイナ「いやっ……ちょっ……ぐるぢい……!やめっ………!」
ユウリ「殺されたいんだろー。」
 レイナの反応をみてユウリ、さらに彼女をくすぐった。
レイナ「うぐっ……はははっ……クククッ……!本当やめい……っはは!」
アリシア「レイナさん可哀想だから、やめてあげてください!」
アリシアが注意をした。
ユウリの手がぴたりと止まり、解放されるレイナ。
レイナ「ふぅ………。」
ユウリ「ごめんごめん。お嬢様の世界ではないかもしれないけれど、これはいじり。遊んでるんだよ。」
アリシア「分かりました……。なんかすみません。」
 説明をうけて謝る、アリシア。
レイナ「なになに。庶民の世界ではよくあること……ぐるぢいけど。」


そうして時は流れ、夕方が来るのであった…。


(プロローグ3に続く)
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やみいろアルカディア~プロローグ1~ 

プロローグ1◆箱庭の脱走アリス


これは、暗い暗い部屋で過ごしていた少女のお話……。


 少女は、暗い部屋にいた。
暗い部屋で、家庭教師と共に勉強していた。
少女の虚ろな目、退屈そうに文字を書く手、ぷらぷらと動かす暇もない足…。
少女の名前は、アリシア。フランスにあるリシャール家のお嬢様で、今は日本のとあるビルの一室に暮らしている。しかし、彼女は部屋にずっと閉じ込められて外には出してもらえないので、日本という所を楽しんではいない。
ただ、広がるのは暗闇。
アリシアは、元気を失った心でひそかに脱出のチャンスを待っていた。
 アリシアが問題を解くのを見計らい、教師が言った。
教師「休憩しても、いいですよ。」
アリシア「はい、ありがとうございます……。」
アリシアは、そう言われ廊下に出た。
その廊下も、また薄暗い。
アリシアが暗い廊下を歩いていると、一筋の光が見えた。
アリシア「?」
光を辿っていくと、半開きのドア。
いつもは閉まっているドアが、たまたま開いていたのだ。
アリシアは、これを待ち望んでいた。
アリシア「(やった……。こんなところから出られる……でも……)」
彼女には不安もあった。なんせ周りにいるのは冷たく、厳しい大人ばかり。脱走なんてしたら何をされるかわからない。
アリシア「(……でも、いいよね。少しくらい。)」
アリシアはうん、とうなづいて外を走っていった。


アリシアは、自分のいた部屋があるビルから脱出し、アスファルトの道を駆けていった。
やがて、繁華街へとたどり着く。
アリシア「うわぁ……。」
暗い部屋での生活に死んでいたアリシアの目に、輝きが浮かんだ。
彼女には見るものの何もかもが、刺激的だった。色々な物が売り出されている様々なお店や看板、たくさんの人たち、そして賑わい。彼女には何か分からないものもたくさんあったけれど、それが逆に好奇心をくすぐった。
アリシアが様々なものを見ながら歩いていると…。
アリシア「きゃっ!」
?A「あうっ!」
?B「大丈夫!?」
アリシアの目の前には、自分とぶつかったと思われる少女がいる。アリシアよりは年上に見えた。
アリシア「ごめんなさい……。よそ見していたせいで……。」
アリシアは謝った。
少女「いえいえ、こっちこそ話に夢中になってたからね……。」
少女は、ゆっくりと立ち上がる。
 一緒にいた少年が、立ち上がった少女の肩を叩いた。
少年「よそ見するから悪いんだろー。どう見てもこれどこかのお嬢様じゃないかっ。」
少女「お嬢様をこれ扱いする……だとっ!……それよりお父さんとお母さんは?」
少女が、アリシアに優しくたずねてきた。
アリシア「父と母は……どこにいるかよくわかりません。実は私、家から脱走してきたもので…」
 アリシアがそう言うと、少女と少年は驚いた。
少女/少年「脱走!?」
アリシア「これは出来れば家には言わないで……ほしいんです。バレたらどうなるか分からないから……。」
少女「それはちょっと……分かったよ。お名前は?」
 少女はうなづいた。
アリシア「はい、アリシアと申します。あなたのお名前は…。」
レイナ「私、レイナと言うんだ。今友達のユウリと遊んでたところで。それよりアリシアちゃんって日本語うまいんだねー。」 レイナは、アリシアに微笑みかけた。
アリシア「ええ、いくつもの言語を勉強させられているので。」
ユウリ「では、俺らはここで。良い育ちのお嬢様が一人で、早く家に帰るんだよ?」
ユウリがそう言い、レイナと二人でその場を後にしようという所だった。
アリシア「あの……、よかったら私も一緒に連れていってください……。」
レイナ「……えっ?」
レイナが振り向く。
アリシア「……私もよかったら連れていってください!」
アリシアが、さっきより強い口調で言った。
三人の周りに、沈黙の空気が流れた。
レイナ「私は別にいいと思うけど、見つかった時にまずいんじゃないかな…。」
ユウリ「下手したら俺たち、お嬢様失踪誘拐未遂事件の犯人として補導されるかもしれないよ?それに何よりあなた自身がまずいんじゃ……」
アリシア「やっぱり……無理ですよね。今や世界有数のリシャール家の令嬢が家出して、初見で庶民のあなた方にいきなり遊びに「連れていってください」と言ったところで……。」
アリシアは、悲しげな顔をした。そして二人の元を後にしようとした時だった。
レイナ「……少し……だけだよ。」
アリシア「えっ……。」
アリシアは振り向いた。
レイナ「そんなに悲しい顔をされてもあれだし、見た感じ元気なさそうだったから……。」
ユウリ「レイナ、本当にいいのかよ。」
 ユウリが、引き止め体制に入る。
レイナ「うん。こんな街の中、可愛らしいお嬢様が一人でいて、何かあったらそれこそ事件。そして、もし親や使用人にに見つかったとしても、事情を言えばいいさ。」 レイナがさらっと、意見を言う。
 それを聞いたユウリは、納得した様子で頷いた。そして、アリシアの方を向いてこう言った。
ユウリ「言われてみればね~。ならば、アリシアお嬢様。一緒に参りましょう。」
 アリシアはそれを聞くと、笑顔になった。
アリシア「本当にいいんですね……ありがとうございます!」
レイナ「さぁ、おいで。私たちが案内するよー。」
ユウリ「ボディーガードもな。」
そうして三人は、繁華街を歩いていった。


(プロローグ2に続く…)

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やみいろアルカディア 人物紹介ぱーと1 

★アリシア・リシャール
10歳、♀
身長141cm
フランス人で、リシャール家のお嬢様。
幽閉生活で元気を失っているが、本当は強気で活発、アリスといえる性格。
抹茶プリンが好き。

★闇咲 レイナ
17歳、♀。
身長145cm。
闇咲邸の亭主(一応)で、黒い猫耳と紫色の髪をもつ闇咲の双子の姉。
半人半魔。闇魔法が得意。
髪はスーパーロング。前髪で片目を隠し、黒い仮面をつけている。
一見優しく、面倒見のよいお姉さん…しかし実態はいじられ役。自分の念は通す派、暴走するとなかなか止められない。

~アリシアが元いた世界のレイナ~
17歳、♀。
身長145cm(ヒール靴を履いてるので150cm台に見える)
黒髪でパンクロリータを着たメガネ女子。
ユウリと遊んでた時、アリシアとぶつかった張本人。
アリシアの希望に応えた優しい人。


★咲間 ユウリ
16歳、♂
身長170cm。
黒髪でメガネをかけている、ごく普通の人間の男の子。
闇咲邸に住んでいる。
しかし実態は黒いうさみみパーカーを着た、空間魔法使いのドSで人間超越した悪魔!?
チョコレート大好き。ただしそれ以上に抹茶嫌い。

~アリシアが元いた世界のユウリ~
16歳、♂
身長170cm
レイナと一緒に遊んでいた人。
外見はほとんど同じ、黒いパーカーは着ているがうさみみはついていない。
かわいいものが好き。


★闇咲 レナ
17歳(設定上)、♀
身長143cm
レイナの双子の妹で闇咲邸のもう一人の亭主。悪魔。
レイナと同じく紫髪スーパーロングだが前髪はぱっつん。
闇魔法と幻惑が得意。力は強くなめるな危険。
一見姉と甘いもの大好きな甘えん坊さんで、悪魔にはみえない。イノセントに見えて裏は黒いところがある。


★後藤 未来(ミライ)
15歳、♀。
身長154cm
闇咲邸の住人。
白塗りにツギハギメイク、頭には黒いデビル耳。一見人間とはかけ離れた感じがするが普通に人間。
自分のことをメアリーと思っているがミライでも認識するようだ。
性格は内気で、情緒は不安定。
ぬいぐるみのアイシクルをいつも持ち歩いている。

★アイシクル
ミライがいつも持ち歩くウサギのぬいぐるみ。耳の先から足の下まで体長は約75cmくらい。
体はツギハギで目がボタン。

★クロロ
♂、身長161cm
銀髪で黒い猫耳がついた闇咲邸のメイド。
女の子に見えようが性格は男の子。しかも化け猫である。
おっとりした性格。仕事はデキル。
特にお菓子づくりが得意。
レナと仲がよい。

★狂咲 リナ
♀、身長180cm
レイナを自分のものにしようとする悪魔。
白髪で黒い羽と衣装が特徴。
レイナを「お姉様」と呼ぶ。(どう見てもリナが年上である。)
レナとはお互いにライバル。
レナと一緒に彼女を追っ払おうとするクロロやユウリ、ミライは邪魔でしかない。
炎魔法を操る。

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オリキャラ小説『やみいろアルカディア』告知 

レイナ「えーと、これ告知だよね?」

ミライ「うん……。」

レナ「咲が小説2本も書くというけど、本当にできるのかな…。」

ユウリ「多分途中で終わるでしょw」



と、勝手に呟いている皆さんも出る、
……オリキャラ小説。
前本ブログにちらーり載せたのを軽い感じにしてリスタート。


『やみいろアルカディア』


暗い部屋の中で退屈に暮らしていたアリス。
ある日、アリスは脱走に成功しました。
そこで、とある少年と少女に出会います。
アリスは二人と一緒に楽しい時間を暮らしてハッピーエンド…
と、思いきや見つかり連れ戻され、今度は部屋に閉じ込められました。
悲しさと虚しさに押し潰されかけるアリス。
思い出を胸に、ある日不思議な夢を見ます…
そして深い穴に落ちて、目覚めるとそこは…!



異世界でした★




楽しい仲間たちと楽しい、


時にはダークサイドにもはまりこむ、


たいへんへんなファンタジー(?)



それが『やみいろアルカディア』


…長いので適当にやみアルとでも←


(ア●ルジャナイヨー)


ユウリ「↑のこと書く作者はへんたいっと。」

ミライ「ちゃんと…告知は…。」

レイナ「私もレナも大活躍する、そして“アリス”も大活躍する惨劇を…」

ユウリ「×レイナが活躍→◎“アリス”が活躍、な。」

レイナ「ちょっと、ちゃちゃ入れるのやめろー。」

ユウリ「正論言っただけ~。」

レナ「まぁ、どっちだっていいじゃん。どっちも活躍するんだし。もちろん、私たちもね。」

レイナ「そーだそーだ!」

ミライ「では…これで…。本編出たら…よろしくね。」


もうすぐ公開!

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